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AIが仕事を奪う論文への批判(覚書)

少し前にOxfordの研究者が北米の47%の仕事がコンピュータに奪われるという推定をして話題になったのだが。今更ながら、あの論文は一体何だったのかというのが気になったのでちゃんと読んでみたのだが。

THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?

 

そもそもの手法

  • 70の仕事をOxfordのエンジニアリングの連中とゼロイチで置き換わるか議論して決めた
  • それとコンピュータ化されにくい特性を議論して決めた(Perception and manipulation task, Creative intelligence task, Social intelligence task)
  • ある既存の職業特性を上の特性を表す変数であるとし
  • その職業特性の既存のアンケート結果をデータセットとした
  • 単純な分類器を使って確率を外挿できると過程
  • 全702種の職業の確率を推定

弱点

  • そもそも全ての職種が、その職業特性によって等しい条件でコンピュータ化されると仮定している
  • 中盤のコブダグラス生産関数のところで議論しているように、実際はコンピュータ資本への分配率によって決まるし
  • 資本は、仮により利息のよいところに流れるとすると、それは産業によってだいぶと違うはず
  • そして資本の集中度によって技術の進歩も違うので、一様に全ての職種が同じリスクにさらされるわけではない

 

思った以上に雑なモデルで少し残念な気持ちにさせられた。

仏教での輪廻の誤解(覚書)

スッタニパータを読んでいて、輪廻の概念がよく出てくるし、功徳を積めば来世に良いことはあるようなことがいわれるのでなんだろうと思っていたら。アートマンは存在しない立場を取るだけで、輪廻そのものは否定してないということらいしい。

一方、学説としては、本質的にゴータマブッタは否定したのだという主張もあるそう。アートマンはなくて、死んだらリセットという立場を取れば、産まれでなく行いなのだという教理は論理的に成り立つのだけど。でも、来世で報われないような詩句は確かにあるので。これは仮定の話で、そもそも輪廻を否定していた、という主張もなるほどなとは思う。

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

視覚というなの夢(覚書)

一次視覚野のインプットの96%は、網膜からの信号ではなく、脳内の信号だそうな。つまり、僕たちは僕達の妄想をみている可能性が高い。