AIが仕事を奪う論文への批判(覚書)

少し前にOxfordの研究者が北米の47%の仕事がコンピュータに奪われるという推定をして話題になったのだが。今更ながら、あの論文は一体何だったのかというのが気になったのでちゃんと読んでみたのだが。

THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?

 

そもそもの手法

  • 70の仕事をOxfordのエンジニアリングの連中とゼロイチで置き換わるか議論して決めた
  • それとコンピュータ化されにくい特性を議論して決めた(Perception and manipulation task, Creative intelligence task, Social intelligence task)
  • ある既存の職業特性を上の特性を表す変数であるとし
  • その職業特性の既存のアンケート結果をデータセットとした
  • 単純な分類器を使って確率を外挿できると過程
  • 全702種の職業の確率を推定

弱点

  • そもそも全ての職種が、その職業特性によって等しい条件でコンピュータ化されると仮定している
  • 中盤のコブダグラス生産関数のところで議論しているように、実際はコンピュータ資本への分配率によって決まるし
  • 資本は、仮により利息のよいところに流れるとすると、それは産業によってだいぶと違うはず
  • そして資本の集中度によって技術の進歩も違うので、一様に全ての職種が同じリスクにさらされるわけではない

 

思った以上に雑なモデルで少し残念な気持ちにさせられた。